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発達段階別優良おもちゃ
おもちゃ評価事業をご紹介いたします。
玩具を見ればその国の文化がわかるといわれています。「玩具」と一言でいって しまうには、あまりにも広範囲なので、当会では子育てで最も重要な時期であるお誕生から乳幼児期を中心にして、「発達を促すおもちゃ、ディべロップメンタルトイズ」の領域に焦点を絞っておもちゃ評価事業を行っています。
まずはじめに、知っておいていただきたいことは、
おもちゃは発達段階にあったものを与えることが大事だということです。
また、おもちゃをただ与えぱっなしにするのではなく、
親が遊び相手をして遊び込むことが重要です。
発達段階にあったおもちゃを与えて、
親子で遊び込みを実践することによって
親子の絆を確かなものとして、
親が子どもの発達段階をつかむことができます。
しかし、日本では、
大半の親がこのことの重要性を知らないのです。
このような重要なことを、親は誰からも教えてもらっていないのです。
これでは、乳幼児期の子どもの心の発達段階をつかめないのも当然です。
子どもは首が座り、寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ち、つたい歩きという発達段階を経てはじめて歩き始めます。
体と心は一つのものですから、
体も心も一緒に成長発達していきます。
「体」のこのような大きな変化は親の目にもはっきり見えるし、
体重、身長は測ることもできます。
ところが同じように変化しているのに「心」の発達は目には見えません。
しかし、よーく見つめていると
少しずつ発達しているのが感じられるものです。
体の場合は見た目にもわかりやすいので、
食べるものなども成長に合わせて 離乳食などから始めていきます。
それとまったく同じように「心」の方も
その時期、その時期の発達段階にあったおもちゃを与えて、
その時期にもっとも発達するものを刺激して、
発達を促してあげることが大切です。
「ディべロップメンタルトイズ」(または「コミュニケーショントイズ」)と呼ばれるおもちゃは
子どもの発達段階に応じたふさわしいもので、
親がかかわって遊ぶようにできています。
(遊びとおもちゃ、志田紀子著、学陽書房より)
上記のような理由によって、
おもちゃ評価事業では
発達段階別優良おもちゃを紹介するとともに
実体験にもとづいて 遊び方も紹介しています。
育て方、遊び方がわからないという方々がたくさんいますので、
ご参考にしてください。
そして 優良おもちゃを使って遊び込みを実践して、
子どもが愛おしいという母性を引き出してもらいたいと思います。
子どもが「うっとうしい」のではなくて、
子どもが「愛おしい」という情愛さえあれば、
子育ては楽しいものです。